先日のリニューアルで武将修正された孫策の固有戦法・江東小覇王の発生確率について、通常攻撃後に35%から毎ターン50%と修正されました。前回の検証では、強攻との組合せ前提ですがターンベースで評価すると64%の確率で発動していました。今回の調整が本当に上方修正になっているのかを検証しました。
戦法詳細は下図のように調整されました。「通常攻撃後50%」であれば単純に上方修正となりますが、「毎ターン50%」というのがポイントとなります。
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データ
前回と同じように直近の20回の戦闘詳細から実績データを下表に示します。
1ターン | 2ターン | 3ターン | 4ターン | 5ターン | 6ターン | 7ターン | 8ターン | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | × | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 | × | |
2 | × | 〇 | 〇 | 〇 | ||||
3 | × | × | × | 〇 | ||||
4 | 〇 | × | × | 〇 | 〇 | |||
5 | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||
6 | 〇 | 〇 | 〇 | |||||
7 | 〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 | |||
8 | 〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 | |||
9 | 〇 | 〇 | 〇 | |||||
10 | 〇 | 〇 | 〇 | |||||
11 | × | × | 〇 | 〇 | ||||
12 | 〇 | 〇 | × | 〇 | ||||
13 | × | 〇 | 〇 | |||||
14 | 〇 | × | 〇 | × | ||||
15 | × | × | 〇 | × | 〇 | |||
16 | × | 〇 | × | 〇 | 〇 | |||
17 | × | 〇 | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
18 | × | 〇 | × | × | ||||
19 | 〇 | 〇 | 〇 | × | ||||
20 | 〇 | × | 〇 | × | 〇 | 〇 | × | × |
検証結果
上表の結果から、戦法発生が65回、未発生が34回となり、発生確率は65.7%でした。理論値50%からの乖離は15.7(理論値の31%)であり、実際の戦法発生は34.3%~65.7%の範囲にあると推定されます。
前回の検証でのターン毎の発生確率は64%でしたので、それ程大きく上方修正されたことになっていないということになりますが、次のような特徴があります。
強攻が必要ない
前回の発生確率は、「強攻」で貴重な戦法の枠を1つ使う必要があるので、今回の修正でその必要がなくなったのは大きいです。この枠を使って、兵刃ダメージを与えることができる「一挙殲滅」などを入れると、火力の課題が改善されます。
恐慌などの行動制御系のデバフの影響を受けない
毎ターン最初に発動し、効果実行されることが発生するか、しないかという適用になるので、行動不能などのデバフを受けていても、その影響を無視できるので、単純に発生確率で発動する戦法のようです。
下図は、その実例ですが、恐慌により行動不能のターンでも、会心が合わせて発動すると相当のダメージを相手に与えることができるのは大きいと思います。
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まとめ
- 調整後の孫策固有戦法「江東小覇王」の発生確率は理論値50%であるが、実際には約34%~約65%の範囲にあると推定される。
- ターン毎での発生確率は実質的に調整前と差はないが、「強攻」が必要ないので戦法枠を1つ空けることができることと行動不能などの影響を受けないといったことから能力的には上方修正されたと評価できる。